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安全靴とは-構造とJIS規格-

安全靴とは-構造とJIS規格-

「青木安全靴」にはJISマークが表示されています。

日本工業規格(JIS)が設定した定義は「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」とされています。 しかし、それだけでなく、耐衝撃性能や耐圧迫性能、表底のはく離抵抗、耐踏抜き性(くぎの貫通時の力に耐えられるものかどうか)、 かかと部の衝撃エネルギー吸収性、表底の滑り止め効果など細かく分けられ、品質・性能について厳しく検査しています。

日本工業規格一覧

  • 1 耐衝撃性能

    靴を損傷しなければ取り出せない状態の先芯に、質量20kg、先端を半径3Rに丸く仕上げた90°のくさび形の鋼製ストライカを、 作業区分毎に決められた高さから自由落下させることにより、所定の衝撃エネルギーを安全靴の先芯部に与え、 規定の隙間を確保できることが求められる。

  • 2 耐圧迫性能

    靴を損傷しなければ取り出せない状態の先芯に、平滑な鋼板の間を挟み込み、 先芯の上部より5±2mm/min の速度で徐々に加圧し作業区分毎に決められた圧迫力になるまで圧力を加え、 所定の圧迫力において、規定の隙間を確保できることが求められる。

  • 3 表底のはく離抵抗

    表底と甲被のつま先先端部をつかみ、互いに反対方向に100±20mm/minの速度で引っ張り計測。 規定の強度を確保できることが求められる。

  • 4 耐踏抜き性(付加的性能)

    表底と垂直に立てた試験用クギ(本体4.50±0.05φ・ヘッド角度30°・先端1.00±0.02φ) を圧迫性能試験機で10±3mm/minの速度で徐々に圧迫力を加え、クギが貫通した時の力を測定。 1,100N以上のクギの力に耐えることが求められる。

  • 5 かかと部の衝撃エネルギー吸収性(付加的性能)

    半円形と長方形とを組み合わせた形状で、厚さ10±1mmの鋼材でできた冶具を、かかとの中心部にあて、 10±3mm/minの速度で徐々に圧迫力を加え測定。吸収エネルギー20J以上が求められる。

  • 6 足甲プロテクタの耐衝撃性(付加的性能)

    質量20kg、直径25mm、長さ150mm の円柱状の鋼棒のストライカを、足甲プロテクタの中心部に、 100Jの衝撃エネルギーを与える高さから落下させ空間を測定。25mm以上の空間を確保できることが求められる。

  • 7 耐滑性(付加的性能)

    潤滑油液を塗布したステンレス板の上に靴を置き、男子サイズで500±25N の荷重(鉛直力)をかけた状態でステンレス板の床を0.22±0.02m/sの滑り速度でスライドさせて動摩擦係数を測定。 0.20以上の動摩擦係数が求められる。

  • 8 静電気帯電防止性能

    靴の中底と表底の接地面に電極を接し、12.5±2.5kgの荷重をかけることで靴を履いた状態に近づけ直流100±1Vの電圧を流し、23℃、0℃のそれぞれの温度条件と環境区分の条件に合わせた湿度条件で電流を計測。規定の電気抵抗を確保できることが求められる。