Technology-2 RB CERAMICS

廃棄物が生んだ超摩擦素材

産業廃棄物となっていた米ぬかに着目し、世界が驚く素材をつくり上げた摩擦研究者、堀切川一男氏。 もともと木材を使った「ウッドセラミックス」について研究していた彼の元に「脱脂ぬか（米油を搾った後に残るぬか） をセラミックス材料に活用できないか?」という話が舞い込む。そこで産学官が一緒になり実験・研究を重ねた結果、 米ぬかとフェノール樹脂とをマッチングさせ、高硬度・高強度・低摩耗でクッション性のある、 予想を超えた高性能なセラミックス素材の開発に成功。米ぬかをリサイクルし、 環境に優しく「滑らない」ハイテク素材「RBセラミックス」を完成させた。

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  堀切川一男氏

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  RGセラミックス

• ■マイクロスパイク効果

  RBセラミックスの微粒子が、表底のゴムに練り込んであるため、表面がすり減っても耐滑性能は変わらず、床面をがっちりキャッチします。

  

• ■多孔質による水膜吸収効果

  滑りの主な原因となるのは、靴底面と床面の間にできる薄い水膜。RB セラミックス表面の小さな気泡が、その水を吸い取り、スリップ事故を防止します。

  

AG(Aqua Grip)

アクアグリップは、「RBセラミックス」とゴムとを混ぜ合わせた靴底のための素材。 「滑らない」ソールの代名詞となったアクアグリップ素材を用いることで、 「RBセラミックス」の粒子による「水膜吸収効果」と、 面に粒子が食い込む「マイクロスパイク効果」のダブルの効果によって摩擦力がさらにアップ！ 高いグリップ力で高所からの転落事故やスリップによる転倒事故を防ぐことができる。

動摩擦係数

物が動いているときの摩擦の抵抗値を示す「動摩擦係数」。この値が小さいほど滑りやすい状態にあり、 転ぶ危険性が高いと言えます。検証データにより、RBセラミックスの効果は、 水・氷・油いずれの条件においても証明されています。